国本武春 「瞼の母」掛け声教室

2006年2月21日 渋谷PARCO劇場 どかーん!武春劇場Vol.3〜の収録

日本人の素養「掛け声」 国本武春が名作「瞼の母」でご教授します。

国本が登場いたしました(待ってました+拍手)

待っていて下すってありがとうございます。

演題はお馴染み「瞼の母」(たっぷり)

♫(いよ~~っ!)

仁義双六また旅の(名調子)

風が変われば気も変わる 
ドスを抱き寝の 旅ガラス(大統領+拍手)

「お前さんかい、あたしに会いたいってのは・・・(役ピッタリ)

忙しいんだからね、長っ話は断るよ(こまかいこまかい)・・さぁ用事をお言い。」

「へい、藪から棒でさぞお驚きとは存じますが、当たって砕ける心持でお尋ねいたしやすでごぜぇます。(何だ)

女将さん・・・もしやあなたはアッシくれえの男の子を持った覚えはございませんか・それが承りてえので・・・ごぜぇます
(しびれる)
・・・・はっ、その顔は・・覚えがあるな。
ところは江州酒田の郡、すり針峠の番場宿・・・」
「それがどうしたってんだい?」(あがったあがった)
「へい、6代続いた旅籠屋で沖長屋中兵衛と言う人を、知っておいででござんしょう・・」
「あ~~知ってますとも、(色っぽい)

私が若い時に嫁いだ宿屋だ。」
「そ、それじゃやっぱり・・・それじゃやっぱり訪ね歩いた人だったか・・・(泣かせる)

ありがてぇ、会いとうござんした・・・おっかさん・・・」
「よしとくれな!(うまいぞ)変なまねをすると承知をしないよ。(どうするどうする)

・・成る程私しゃ30年ほど前に、沖長屋中兵衛との中に、忠太郎という子は産んだ。」
「さ、その忠太郎があっしでござんす!」

「良いからお聞きなね!!」(大当たり+拍手)

(ヘイ!)
あ~瞼に母浮かべ (ゴーゴー、ゴーゴー)

何処に行くのか旅がらす(ゴーゴー、ゴーゴー)

何処に行くのか忠太郎(イェ~~ッ+拍)(日本一)

浅草は浪曲定席・木馬亭で演者が登場したら
歯切れよく一声!「待ってました!」
これであなたも浪曲ツウ!