日本浪曲史

2007年5月7日

今年のパルコ公演は「日本浪曲史と気さくな黒船」というタイトルにしました。
ラストフロンティア2度目の来日で今回はナント渋谷で5日間、
そして福岡、大阪、名古屋、横浜でもたっぷりと三味線ブルーグラスを堪能していただこうという趣向。
そして今回一番の目玉がパルコで5日間日替わりでお送りする「日本浪曲史」であります。
浪曲の誕生から未来までを私が毎日連続で公演します。
1日目が浪曲誕生。
まだ浪曲が大道芸だった時代、浪曲がまだ浪曲になっていなかった江戸時代~明治初期の芸
(デロレン祭文、あほだら経、浮かれ節)を再現します。
2日目は劇場芸。
明治の末、スーパースター桃中軒雲右衛門が出現、寄席から大劇場に進出したスケールの大きい
雲右衛門の浪花節を再現します。
3日目はラジオの時代。
昭和初期、浪曲はラジオの出現で演芸の王様となります。
一斉を風靡した2代目広沢虎造を再現します。
4日目は歌謡浪曲。
戦後、それまでその人気ゆえいろいろなものに取り入れられてきた浪曲が次第に下火になり、
逆に流行し始めた歌謡曲を取り入れ始めます。国本初、歌謡浪曲を熱唱?
そして5日目は浪曲の未来。
浪曲の今はそして将来は?国本ならではの弾き語りで浪曲の歴史を歌い語ります。
なんと5日間全ての作品がネタおろし!
こんな機会はきっともう永遠にありません。
7月、スケジュールをやりくりして皆さん、絶対来て下さいね!

日本浪曲史とフラットマンドリン

正岡容先生の名著「日本浪曲史」と愛用のフラットマンドリン。
両方堪能できるイベントなど他にはありません。

2007年05月07日

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