五月一朗の会
2010年4月30日
浪曲には嘗て4度の黄金時代がありました。
最初が「節の奈良丸、啖呵の辰雄、声のいいのが雲右衛門」と
世に知れ渡った明治後期。
2度目がレコードの登場と共に浪花節人気が沸騰し、
東家楽燕、木村重友、天中軒雲月(初代)、鼈甲斉虎丸の
四天王がしのぎを削った大正時代。
そしてラジオの電波に乗って日本国じゅう一世を風靡した
広沢虎造、寿々木米若、春日井梅鶯、三門博らの戦前の大ブーム。
4度目は戦後の四天王、
雲月(4代)、浦太郎、国十郎、若衛の時代。
その戦後の四天王に追いつき、今まさに追い越そうとしていたのが、
浪曲界最後の大看板、五月一朗先生であります。
今年92歳。
まだまだ現役、もの凄い声です。
そして軽妙なタンカ。
お客さんはもちろんですが、五月先生には
同業者の中にファンがたくさんおります。
プロが認めるまさに「プロ中のプロ」。
この機会に国立演芸場の舞台で
五月先生の十八番「太閤記」を是非ご堪能下さい。
![](https://takeharudo.com/wp-content/uploads/2021/06/20100430Flyer-1.jpg)
武春堂にてチケット、特価にて発売中!
お急ぎください!
![](https://takeharudo.com/wp-content/uploads/2021/06/20100430asakusa.jpg)
待乳山聖天様にある浪曲相輪塔。
三年に一度催される浪曲界の法要がありました。
今回は大切な先輩玉川福太郎師匠、
長年私の三味線を弾いて下さった岩崎節子師匠も
物故者のメンバーに加わってしまいました。
先生、師匠、先輩方、
後に残った我々、はなはだ微力ではありますが
先輩方の活躍に少しでも近づけるよう頑張ります!
![](https://takeharudo.com/wp-content/uploads/2021/06/20100430mitaka.jpg)
毎年恒例となりました三鷹「星のホール」。
今回はお馴染みギタリスト中村さんをお迎えしての
「ダイナマイトライブ」。いや~、歌いまくりました。
2010年4月30日