お寺でうなる!

2010年4月14日

テレビやラジオがまだ無かった時代、
さらにさかのぼって西洋の文化がまだそれほど入ってこなかった時代、
地域の人々にとって「お寺」は
教育の場であり、娯楽の場であり、社交の場であり、
まさにイベントの場でありました。

私の生まれ故郷にあるお寺、滑川観音「龍生院」でも
相撲大会や植木市、そして出店がたくさん出る縁日などが毎年催され
子供心にその日が来るのを指折り楽しみにしていたことを思い出します。

そしてお寺と言えば我が浪曲のルーツである「お経」のあふれる場所でもあります。
浪曲にとってまさに故郷とも言える場所「お寺」、
先週末はそんなお寺のイベントに連日参加させていただきました。

芦屋 西方寺

阪神大震災、復興のシンボル「ドラム缶の鐘」で有名な兵庫県芦屋の西法寺。

ご家族全員が強力な国本ファンであるこのお寺で
楽しくライブさせていただきました。

それにしてもこの鐘、ドラム缶とは思えないいい音がいたしました。
やはり大切なのは見た目ではなく「魂」なんですね~


加藤清正公

熊本にある本妙寺は加藤清正公の父上が祀られているお寺。

その本妙寺で「清正公第400遠忌記念法要」が催されました。
私はそこで加藤清正伝「横手五郎」と、
この日のために作った新作「二条城会見」を披露。

実は私の本名も加藤、
死んだ祖母の言葉によると我が家の先祖はこの清正公とのこと・・・
全くあてにはなりませんが、400年という大きな節目の法要に
浪曲をやらせていただき、まんざらでもない運命を勝手に感じた一日でした。

写真の清正公の像は本妙寺から数え切れないほどの石段を登った山の上にあります。

2010年4月14日

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