国本武春 ベンベン旅日記(4) 決死のピースサイン!

本日の国本、うなる代わりに旅日記とまいりましょう あがった あがった 〜2001.10

 浪曲師であり、三味線ロックンローラーである私の一番の趣味と言えば旅行。 それもバイク、オートバイでのツーリングである。車や列車の旅も別に嫌いではないのだが、仕事柄普段移動に使う事が多いし 、何と言ってもバイクでの旅のように風や匂いを肌で感じる事が出来ない。風や太陽を体一杯で感じ、自分の好きな場所行ってみたい土地を自由気ままに旅をする。 バイクでの旅は、走っているだけでとても幸せな気持ちになれるのだ。

 そんなバイクの旅が この日本で 一番楽しめる場所といえば誰がなんと言っても北海道であろう。 そしてその北海道を旅するライダー達の間で 必ずかわされるコミニュケーションが「ピースサイン」である。対向車線をむこうからライダーが向かってくると「ピース」。 遅いバイクを後ろから追い越したときも、追い越したあと、うしろを振り向き「ピース」。

 今や写真を撮る時にだって誰もやらないピースサインだが、 北海道のライダー達はこの合図を交わす事によって、 「あ~、ついに北海道に来たんだ。」 と言う実感と、 「お前も気をつけていい旅しろよ。」 と言う連帯感みたいなものを感じる事が出来る。もちろん、かく言う私もひとたび北海道に上陸すれば 人が変わったよう「ピース、ピース、ピース」。

 あるときも北海道のまっすぐな道、 風をうけて悠々と走っていると、はるか彼方からからやってくる一台のバイク。 向こうのライダーに遅れててはいけないと、まだ相手の様子もわからないうちから頭のてっぺんに高々と腕を上げ ド派手に『ピース、ピース』……。ところが、こっちがいくらサインを送っても相手から「ピース」が返って来ない。 「こりゃあよっぽどのひねくれ者か、まだこの儀式を知らない奴に違いない。 よ~し、それならこっちは徹底的に教育してやろう!」 そう意を決した私は、これでもかこれでもかと『ピース、ピース』の連発。 次第に相手が近づいてきて・・・私は固まってしまった・・・。 白バイだったのである 〜♫ベンベン


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